Web Magazine for Kyushu Hikers Community
ハイカーログ男の脳内とちょっとスピ的なお話。
きままに脱線しつつ、時々お写真について。
こんにちは、九州でハイキングを楽しんでいるログ男です。
連載3回目になりましたが、ログ男がどういうヤツなのか何となく輪郭が見えてきたのかなというところでしょうか。
今回は僕が思った理想的な人物像について、独自な視点を交えて少し触れたいと思います。
僕自身はこれまで「何者か」になりたいとか、将来の夢をはっきりもって特別努力してきたわけではないけれど、人生気づけば40年以上経ち、色々な経験をして今の自分が出来上がっていることは確かです。
楽しく喜ばしい経験もあれば、辛く苦しい思いもあります。成功や失敗の感情もたくさんあります…そのあたりは皆さんもそうですよね。
そして、そういった様々な経験値を得た今の自分自身について、満足もしているし充実しているけども、まだまだやりたいことだらけだな、と、そういう風に自分では見ています。
先述の通り、特別なりたいものがあったわけでは無く、目の前のことに一生懸命に生きていましたが、最近は自分自身から出てくる言葉を、自分自身が一番楽しみにしていたりします。次はどんなことを思いつくのか…。
自然と対峙している時間があるからこそなのか、思考は突然やって来たりします。そこで、今回のタイトルにある通り、理想とする人物像について、自分の中でイメージを整理した内容をお話してみたいと思います。
核心の前にちょっと寄り道したいのですが、ある言葉の反対にある言葉、またはみんなが行く道とは別の違う道、皆が持っているモノとは違うモノ…そういう対極にあるモノゴトについて、なんとも言えない魅力を感じませんでしょうか?
僕はその魅力を感じてしまう一人です。
僕自身が単に天邪鬼なところも性格の一部として備えているのかもしれませんけれども。基本は正直に真面目に生きておりますよ。…笑。
突然ですが、『丸くてかたい』と聞いて、ぱっとどんな印象持ちますか?
「丸い」という言葉から受ける印象は、何となくふわっとして柔らかいパンや風船のような感じ。一方で「かたい」は四角くて重たい鉄のような感じではないでしょうか。真逆な印象も持ち合わせている言葉…とも言えます。
この『丸くてかたい』は私の理想とする人物像に近いのでは…と思いました。
何を言い出したのかと言うと、「丸い」という言葉はしばしば人当たりが良いとか朗らかだとかそういう時に使われますし、「かたい」という言葉は、強い信念とか確固たる意志がある時に使われます。
柔らかい雰囲気で人当たりが良いけど、何でもかんでもヘラヘラしているのではなく、そこに意志や意図はしっかりある。
対極にある言葉の組み合わせで、僕の理想とする人物像が形容できると気づきました。
また、これもあります。
『とがっているけど柔らかい』
同じような話ですが、「とがっている」ということは固く鋭い槍のような鋭い感じ。「柔らかい」は槍とは正反対の丸くてプニプニしたような感じ…と考えると逆な印象になりますね。
先程の『丸くてかたい』と同じように、『とがっているけど柔らかい』についてそれぞれみていくと、「とがっている」という言葉は、奇抜とか、洗練されたとか周りに流されないとかそんな時に使いますよね。「柔らかい」は、さきほどの丸いと近いけれど、ここでは柔軟性がある、吸収するというイメージをしました。
考え方は奇抜だけれど、それに慢心せずとっても柔軟…スポンジのように周りの情報や意見を吸収して、次の洗練された考え方に繋げるという感じですね。
今お話した二つとはちょっとアプローチが異なりますが、この『自然とテクノロジー』という言葉、どちらかを進めれば進めるほど片方が衰退する…というようなトレードオフの関係があるような印象です。
とはいえ、この二つが融合しバランスよく再配置されなければ、今のままゴリ押し資本主義で経済を回してしまった先には、言わずもがな自然からの大きなしっぺ返しがくると僕は思います。心当たりや思い当たることは色々と思いつくのではないでしょうか?
従来の資本主義的な考え方をアップデートし、自然とテクノロジーが融合した先に、僕は本当の新しい価値が見えてくる…そう期待しています。そうして確立したテクノロジーを持って、この素晴らしい大自然を未来へと繋いでいきたいものです。
自然が無ければ人は生きていけないのですから。
今回、いずれも国語的には対極の言葉ではないけれど、反対の位置にありそうな言葉を並べてみた時に、なんだかちょっと自分の理想とする人物像が見えてきたことが少し面白かったのでお話させて頂きました。
皆が定番がいいよねって言いだしたら、流行に走ってみるとか、またその逆もしかり。
だから結局どっちも「良い」んですね。
最終的な価値基準は自分ですから。
…なんだかやっぱりただの天邪鬼なんでしょうかね。
2024.9.30 ログ男
テキスト・写真/ログ男
プロフィール
ログ男
山口県下関市出身の福岡育ち
珈琲と好きなモノに囲まれて山で暮らしたい人。
ある日、会社の同僚の一言により山登りの魅力に取りつかれ、以来毎月1回以上の登山やハイキングを欠かさず今日に至る。
「自然」との出会いが自身の人生観を大きく変えてしまった…。
そんな尊い自然と、毎日一緒に暮らせることを夢見て働くサラリーマン。
さて、Leica片手に今日はどこへ行こうか。
YoutubeやInstagram、Podcastで活動内容を発信中。
ログ男 lit.link(リットリンク)