Activities

Happy Hikers BAR Vol.6

date/2017_3_31 fri

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HAPPY HIKERS BAR "NISEKO"
福岡以外での初の開催は北海道ニセコ!

ハッピーハイカーズバーが九州(厳密には福岡)を飛び出して、いきなり北海道での開催となりました。会場は、アウトドアの聖地といっても過言ではないニセコで、季節を問わずアウトドアスポーツに親しむ方々、国内外からの観光客、ローカルのモーニングコーヒーの場所として定着しているスプラウトさんでした。蝦夷富士と呼ばれる美しい山羊蹄山と世界的スキーリゾートであるニセコアンヌプリの両方を望むことのできる倶知安駅すぐ前にあるスプラウトさんは、気負ったところのない優しい雰囲気のカフェで、この春からは焙煎も始まるようです。そして、同時にスキーや自転車、カヤックなどの猛者たちが日常的に立ち寄っているニセコエリアの情報の交差点でもあるのです。
そんな、スプラウトさんでのハッピーハイカーズバーは、2017年3月31日、まだまだパウダースノーが楽しめる季節、ハイカーを始め、スキーヤー、スノーボーダー、トレイルランナー、サイクリスト、カヤッカーなどニセコらしい多彩な顔ぶれでいっぱいになりました。

バートークは、1組目が、「PTL Yetiたちの挑戦〜290km 26500mD±の旅〜」と題して、「HOKKAIDO YETI」と名乗る三人組、雨宮浩樹さん、及川耕太郎さん、泉田隆敏さんを代表して泉田さんが彼らがこの夏に挑戦する、PTL(La Petite Trotte à Léon)という、フランス、イタリア、スイスを舞台にした距離290km、累積高低差26,500m、制限時間142時間という過酷な山岳マラソンへの挑戦についてお話しいただきました。「La Petite Trotte à Léon」というのは、邦訳すると「レオンさんの散歩道」となるそうで、その可愛らしすぎる過酷なレースの名前に主催者のドSぶりが垣間見れたようでした。(出場者のドMぶり!?)
それから、3人で一組というのは、駅伝やリレーのような形式ではなく、最初から最後まで3人一組で走るのだそうです。その上では、人間関係を良好に保つことが非常に大切だということでした。普通にいるだけでも難しいこともある人同士の関係を極限状態で維持することは、これもまた試されることがたくさんありそうですね。
またレースの結果を報告してもらえる場を設けたいですね。楽しみにしています。

そして、もう一人は、ニセコ在住の韓国系カナダ人のピーター・イムさんの「フユノテイザンヲタノシモウ!(冬の低山を楽しもう!)」というバートークでした。
冬のニセコには、世界中からパウダースノーを求めて多くの人が集まってきます。その数は、年々増え続け、ゲレンデだけでなく、周辺のメジャーな山に入るスキーヤー、スノーボーダーの人口も増え続けています。
そんな中、ピーターさんの提案は、メジャーな山でなくてもニセコエリアにはたくさん山があります。標高800m以下の低い山々にも雪はたくさんあります。地形図を見て、まだ誰も入っていないような山に入って、静かな山、ゆったりした山行を楽しみましょうというものでした。トークの中では、具体的に低山ハイク(スキー)を楽しむためのコツやリスクなどを具体的な山を例に挙げて説明してくれました。

そのほか、フードも充実していました。「山歩きとお酒が好きな二人が作る、山のお供とお酒のお供」をテーマに活動する「サンポ」によるオニギラズは見た目もキレイでとても美味しく、僕の生まれて初めてのオニギラズはとてもハッピーなものになりました。そして、スイーツはちょうど羊蹄山を挟んで反対側の真狩村から「トゥルモン」さんが届けてくれました。これは、もうスプラウトの峠ヶさんいわく、「神がかった」おいしさでした!

音楽は、ニセコをベースに活動する「mfp」と「jealousguy」のお二人が盛り上げてくれました。松田聖子もかかるオールジャンルな選曲が、その夜の多彩な顔ぶれにぴったりでした。

ニセコでのハッピーハイカーズバーで驚きでもあり、喜びでもあったのは、会場に集まってくれた皆さんはほとんどローカルの方だったにもかかわらず、意外にお互いに「はじめまして」同士という方が多かったということでした。こうして、自然の中でハイクやスポーツに親しむ仲間のつながりが増えたことに喜んでくれ、「また、ぜひやりましょうよ!」と多くの方が声をかけてくれました。「はい!ぜひまたやりましょう!」これからもよろしくお願いします!

最後に、開催に関して、ご協力いただいたスプラウトの峠ヶさんをはじめ関係者の皆さんに感謝いたします!また、やりましょう!

それではまた次回のハッピーハイカーズバーにてお会いしましょう!

テキスト/豊嶋秀樹 写真/熊坂和也

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