Activities

Happy Hikers BAR Vol.14

date/2018_06_02 sat

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2週連続の開催は初めての熊本市内で。

6月2日に熊本市内にて催されたハッピーハイカーズバーは、直前の梅雨入りにも関わらず天候にも恵まれ、19時スタートでしたが30分くらい前からちらほらと参加者の方が店内に。
今回の会場は「Manly - マンリー」 Australian Cafe&Bar Kumamotoさん。
福岡にもお店があり、こちらは二号店ということで、パンケーキ・ワニ・カンガルー・ダチョウなどオーストラリア料理が楽しめる素敵な空間でした。

今回のBar Talkは、寺崎彰さんと、塩塚勇樹・天本徳浩さんの二組にお願いしました。

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まずは寺崎さんのTalk「九州脊梁(せきりょう)の魅力にせまる」です。「ECO九州ツーリスト」の代表をされている寺崎さんは、前職である公務員をされていたときに五ヶ瀬の旅館で一枚の古地図と出会い、そこに記された未開の山域が地元であることに強い関心を抱き、ついにはご自身でその地の魅力を広めようと旅行業務取扱管理者の資格を取得したそうです。その辺りの詳しいことは当日、会場で配布されたチラシにも紹介されていましたが、こちらでも見ることができます。ふとした出会いからそのように人生を変えることがあり、それをご本人から聞くことができたのはとても良かったです。
そしてツーリスト会社の活動内容や現在販売されている「九州脊梁登山地図」の紹介などもありました。某3百名山トラバースの方もこの地図を見たそうですが、それはほぼ踏破された後だったとのことで「これが最初からあれば数日は短縮できたかも」と仰られたとのことですよ。
また安全対策として遭難時に使えるように登山道で地点を具体的に示すためのサインの設置なども進められているとのことで、多岐に渡る活動内容にただ感心するよりなかったです。最後にドローン撮影された脊梁の美しい四季の動画を見ながらひとまず寺崎さんのTalkは終了となりました。

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しばらくのインターバルをとった後の2組目のTalkは、塩塚勇樹・天本徳浩さんの「山の中の宝探し---ロゲイニング---」です。
お二人は「トレイルランニング熊本(通称:とれっく、熊本とれっく)」というグループをSNSでつくって、そこから定期的にトレイルランニングの大会を開催しながら現在は任意団体として活動されているとのこと。
まずは天本さんが「とれっく」を設立するまでのエピソードを説明してくれました。その中で学生時代に迷った脊梁の区間をその後30年ぶりに踏破したエピソードは印象的で、寺崎さんも古地図を見て脊梁に関心をひかれたということで、人が山に介在するとそこに歴史が生じてまた違ったアングルが出来るし、それを楽しめるようになるとさらに山の魅力が広がるのだろうなと考えたりもしました。
そしてその「とれっく」のメンバーである塩塚さんは、元々MTBロゲイニングをされていたそうで、その流れから天本さんとロゲイニングを九州で広めようと大会を開催されているとのことです。ちなみに「ロゲイニング」とはわかりやすく言うとオリエンテーリングのことですがより大規模でルールも違います。その楽しみ方は様々ですが、塩塚さんは「迷うことも楽しい」と言われていて、それはもちろんコントロールされた大会の範囲でのことですが、そこで思わぬ発見があったりすると面白いだろうなと思いました。

お二組ともしっかりとスライドを準備されていて、とても情報量の多い充実した内容でした。

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今回のバーは、初の熊本開催ということでしたがお店の雰囲気のおかげか福岡開催と似ているなと始めは感じました。けれどやはり参加されている方達のリアクションや温度など新鮮で、次回があればまた変わっていくのかなと思いました。
最後に、開催に向けてセッティングしてくれたスタッフのサッチー、そしてお友達の池田さん、ありがとうございました!
それではまた次回のハッピーハイカーズバーにてお会いしましょう!

テキスト/内田タケハル 写真/石川博己

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