Activities

Happy Hikers BAR Vol.18

date/2018_11_02 fri

image
image
image

秋も深まった11月の初めに催されたハッピーハイカーズバーはいつものトレネさんで。今回は写真家の野川かさねさんをお迎えしての開催となり、ALBUS 2Fギャラリーでの野川さんの写真の話を中心としたトークイベントと接続した格好となりました。そして急遽決まったドイツ人クライマーさんのゲストトークもありました。

今回のBar Talk、まずは野川かさねさんです。
冒頭ではご自身の写真がスライドショー形式で映され、続いてトークが始まりました。野川さんの好きなエリアは『北八ヶ岳』ということで「いつの間にか好きになっていた」と言われていたことが印象的でした。野川さんの写真からは山中の季節それぞれの気配が感じられ、山をのんびりと歩きながら気になった「小さなものたち」を撮っていくというご自身のスタイルに「北ヤツ」は合っているそうです。そうすることで「山が見えてくる」という言葉も印象に強く残ります。夏は雨水で道がえぐれたりもする、冬は降雪によって逆に歩きやすくなる。そうした色んな顔を持っているエリアが自分にとっては「アルプスよりも北ヤツ」なのだ、という想いが伝わってくるトークでした。「秋と冬は北ヤツ」ということなので今からはちょうど良い時季になりますね。
また、この日は当ウェブマガジンのEchoesでお世話になっている、MINOU BOOKS AND CAFEさんによる関連書籍の販売も行われたりも。お疲れ様でした!

image

そして2組めは事前予告には間に合っていなかったのですが、ドイツから訪日中のタシロ君とバーバラさんに現地のクライミング事情について語ってもらいました。彼らは事務局スタッフの豊嶋夫妻と以前にインドのハンピで知り合ったクライマーさんで、偶然このタイミングで九州に尋ねて来ていたということでした。
今回紹介してもらった『フランケンユーラ』というエリアは、ドイツの南部、ニュルンベルクの近郊にある50km四方に岩場が無数に点在する地域です。岩質は石灰岩でポケットホールドが多い(らしい)。「1,000個の岩、1万のルート」「ボルダーは無数」というフランケンユーラにまつわるものから、「レッドポイント」「キャンパスボード」といったドイツ由来のクライミング関連ワードにも触れられていて、ちょっとした講座のようでしたね。
彼らは九州エリアでクライミングやハイクをすでに楽しんでいて、この後は屋久島に行き、さらに尾道など各地を訪れる予定とのことでした。急な依頼を快諾してくれたことに感謝です。

image

年内はこれが最後のBarとなりましたが、年明けにまた開催する予定です。

それではまた次回のハッピーハイカーズバーにてお会いしましょう。

テキスト/内田タケハル 写真/松岡朱香

facebookページ 公式インスタグラム