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Happy Hikers BAR Vol.24

date/2019_11_15 fri

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11月のHappy Hikers Barは福岡開催、場所はいつものトレネさんでした。

今回は、北海道・帯広から『otopukeknit(オトプケニット)』の清瀬惠子さん、『日高黒部 / 山と道北海道支部 / FLHQ / Anglo & Company / VECTOR GLIDE』の岳さんを迎えての、北の大地スペシャルナイトでした。 ちょうどこの日から天神のSTANDARD MANUALさんでオトプケニットの展示販売会がスタートしたこともあって、会場内には、オトプケニットの帽子をかぶっている人がちらほら。すでに帽子を持っている人もわざわざかぶってきて、清瀬さんに挨拶をするほっこりするやり取り。なんとも微笑ましい雰囲気でこの日はスタートしました。

北海道からのゲストということもあって、会場内での会話もいつもと少し違い、北海道の話題が多め。空気が暖まってきたところでバートークが始まりました。

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「オトプケニットという在り方」
清瀬惠子(きよせけいこ)

1人目のバートークは、『otopukeknit(オトプケニット)』の清瀬惠子さん。 音更町に嫁いできたところから始まったオトプケニットのストーリー。 むかし北海道の農家では1〜2頭の羊を飼っていて、農業ができない厳しい冬の間に刈り取った毛を紡ぎ、毛糸にし、家族のために防寒着を編んでいたそうです。そのニットは家族の成長とともに編み直して代々受け継いでいく風習がありました。その土地の物語に人の在り方や営みの本質を感じ心揺さぶられた清瀬さんは、それを受け継いでいきたいという思いで始めたそうです。

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販売方法もお店に卸すのではなく、展示会やオーダーでひとつひとつお客様にあったものを作っていくスタイルもこのストーリーがあってこそのものではないでしょうか。 合間に流れたムービーでは、清瀬さんが羊の毛を刈り、ひとつひとつ紡いで編み、丁寧に帽子を作る様子を見せてもらいました。あまりにも手間がかかるたくさんの製造工程を見て、呆気にとられる参加者たち。 清瀬さんが考える手仕事・丁寧さとは「喜んでくれる誰かのために作ること」、さらに「言葉にするとズバリ、愛だと思っています」と話す言葉が印象的でした。

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「北の大地を限界まで遊び倒す!」
岳(ガク)

2人目は、岳(ガク)さん。 北海道各地の歴史・地理からスタートして、帯広の美味しい豚丼の情報までとにかく止まらないトーク。やっとはじまった自己紹介を挟んで、クレイジーな半生を語り始めますがとにかく止まらないマシンガントーク。 やっとアウトドアの話が始まったと思ったら、ディープな山行を繰り広げる日高黒部。山と道北海道支部としての過激な商品テストの裏話。Anglo & Companyの竿への熱すぎる説明。札幌のショップFLHQや、スノーギアブランド VECTOR GLIDEを紹介し、さらにさらに音楽活動やクルマのカスタム…とどめに実家の家業で勤務するスーツ姿で締めくくるという長い長い自己紹介でした。

話はやっと山の話へ。岳さんが考える北海道NO.1の夏山を挙げたときには、一同感嘆の声があがり、中にはスマホで調べ始める人も。 釣りを中心とした変態的な山行スタイルを次々と紹介していくと、釣り好きはリアクション多く、みんなワクワクした表情で話にどんどん引き込まれます。 雪山の話ではやはりスキー。同じものは二度とない雪のコンディションや、さまざまなスタイルでのスキーの楽しみ方は、聞いている九州人たちにとって羨ましい限りの話でした。

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怒涛の勢いで、予定の20分を大幅にオーバーしてトークは終了。 それにしてもこの人はいったい何者だったんだ…という気分に包まれるが、清々しいほどに忙しく遊び回る姿勢には大きな拍手が起こりました。

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その後は再び清瀬さんとその夫の昇平さんを呼びクロストークへ。あっという間に時間は経ち、Happy Hikers Barは終了。そのあとは初の試み、Happy Hikers Club Nightに向けて一同は少し冷える夜の街へ消えていきました。

テキスト/渡邉祐介 写真/渡邉祐介・井上誠二郎

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