Echoes

全ての道はインドに通ず

最近よく思うことがある。
時間が有限な中で自分のワクワクするものを積極的に優先（＝アニマルスピリッツ）したライフスタイルにシフトしてたら、、、アシュタンガヨガ、山、スパイス。
あっ！全部インドをルーツとするものしかないやん（笑）
※山は「釈迦が説いた哲学に山での修業（身体的感覚）も必要とされている」ことから個人的に連想

その道の一つとしてスリランカへ

ということで、これまたインドをルーツに持つとされているスリランカに行ってきた。

メインの目的はアシュタンガヨガやアーユルヴェーダを通したリトリート。元々スリランカにはライス＆カリー、仏教哲学などに触れたくてずっと行きたいと思っていたところ、僕のヨガの先生 @shihothepurplehaze からスリランカでリトリートやるよって聞いて参加即決。
リトリートでは、8日間のスケジュールが朝から夜まできっちり組まれていて、自由行動はほぼできないため、個人的に3日前倒しして、列車やバスを乗り継ぎながら、SriPadaという４つの宗教（仏教、キリスト教、ヒンズー教、イスラム教）が崇拝する聖なる山に結果2回も登って朝陽と夕陽を見たり、ローカル食を堪能しまくった。

結論から言うと、スリランカめっちゃ良かった！リトリートはもちろん、SriPadaも食も人も文化も、スリランカ自体が行く前よりもっと好きになった。
以下は、スリランカで過ごしたリトリート時の一日。
6:00～7:30 ヨガ（マイソールスタイルで自主練）
7:30～8:30 朝食（自分の体質（ドーシャ）に合わせたメニュー。おかわり自由w）
9:00～10:00 ドクターによるカウンセリング(当日の体調に合わせたオイルやトリートメントを決定)
10:00～11:30 アーユルヴェーダ トリートメント（カウンセリング結果に基づく）
12:00～13:00 昼食（自分の体質（ドーシャ）に合わせたメニュー。おかわり自由w）
14:00～15:30 アーユルヴェーダ トリートメント（カウンセリング結果に基づく）
16:00～17:30 座学
18:30～20:00 夕食（自分の体質（ドーシャ）に合わせたメニューでおかわり自由w）
基本、これを毎日。
僕のドーシャはKaphaが45％、 Vataが35％ということで、好んで食べた方がいいもの、避けた方がいいものがあるらしい。

そのドーシャ以外に毎朝ドクターのカウンセリングでその日のトリートメントが決まる。

例えば、有名な、上からおでこにオイルを垂らすShiroDharaは計２回受けた。

また、シチュエーションは川に隣接した静かな木立の中にあるアーユルヴェーダ施設で今日の日付さえ気にしない生活。もし天国があるとすれば、こういう時間の流れ方をするんだろうなと考えてみたり。

ただ、唯一気を付けないといけないのが、野犬だった。

昼間は問題ないが、早朝・深夜に一人で出歩こうものなら、野犬の襲撃必須。寝ていたところ起こされたから怒っているのか、その時間に出歩く人に慣れていないからびっくりして怒っているのか理由は不明だが、ヨガ前の暗い時間帯に走りに出かけたら3日連続で計何十匹もの野犬に吠えながら追い回されたので、朝は読書の時間に変更。この野犬さえいなければ最高なのに、と思わされるのは、台湾と全く同じだ。ともあれ、嚙まれなくてよかった、生きててよかったー。

自分をナチュラルにズームアウトすること

そもそも旅や異文化に触れる大きな魅力として、自分を俯瞰してみれることがあると考えている。これは日常生活の中でやっているヨガやマウンテンランニング、読書も僕の中では同じ。体動かして健康になったり、新たな知識を得て思考の深みが増すことなどもあるけど、それはあくまでも副産物であって、僕の興味あることの目的を突き詰めていくと「自分を俯瞰してみれる」ことに尽きるような気がする（というか、これを書いていてそう整理できた）。俯瞰して自分をみれると、日常の幸せに改めて気づかされることはもちろん、色んな悩みなども大したことないと、自然と前向きになれて、自分にとって人生をよりよくしてくれる。

今後もアニマルスピリッツを大事にしながらそこで体験したことを通して僕の考えたことを共有していきたい。

テキスト・写真（特記以外）／別府浩司