Echoes

連載僕のULモノローグ

ハイキングスタイルやギアのこと、
ウルトラライトハイキングにまつわる僕のつぶやき

6オンラインでつながる世界、
そしてそれぞれのローカル

何気ない日常の中いつものように無意識に覗くスマートフォンの画面、そこには行ったことのない未知のトレイルや触れた事、感じた事のない文化や気候が指を動かすたびに僕の目に飛び込んでくる。

長いことSNS(特に僕はインスタグラムが好きなのだが)をやっていると実際に会ったことはないのだけれどDMやコメントのやり取りでお互いが知り合い(というか友人)になった気でいたりする。そんな僕に特別刺激を受けさせるのが海外のハイカーたちだ。僕にとっては未知である彼らの文化にはハイキングに限らず刺激を受けつづけている。今回はふだんからそんな交流のある魅力的なハイカー達をみんなに紹介したいと思う。

この企画は以前からやってみたかったのでここで実現できてうれしい。

一人目は、ウルトラライトハイキングはもちろん自作のザックにも目を見張るmatさん。

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マット・ホランドさん

やあマットさん。では自己紹介をお願いします。

「こんにちは、私の名前はマット・ホランドです。イギリスのノース・ヨークシャー出身です。」

お気に入りのトレイルや印象に残っている場所を教えてください。

「今までのお気に入りのハイキングは、北極圏のスウェーデン北部です。2017年、2人の友人と私は山々を巡るルートを独自に計画し、その景色は素晴らしいものでした。それ以来、何度もこの地域を訪れ、今年の後半にはスウェーデン、ノルウェー、フィンランドに行く予定です。」

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北欧!!素晴らしい!!行けるものなら僕も今すぐ行きたい!www

「Instagramの@outdoorsmhで時々写真をシェアしています。今年の後半にはまたハイキング関連のビデオをいくつか作り始めたいと思っていて、それはYouTubeに投稿される予定です。」

それはまたとても楽しみです!

「ハイキングと同時に、自分の道具を作ることも楽しんでいます。10年以上前にタープを作ったのが始まりで、それ以来、超軽量バックパック、キッツ、ビビー、いくつかの衣類など多くのアイテムを作りました。2022年の終わりには、いくつかのアイテムを販売したいと思っています。」

image マットさんのMYOGパックの例

僕も一番最初はマットさんの作ったバックパックがかっこよすぎてDMしたのを今でも覚えていますよ!!

「下の写真は現在私のInstagramにあるお気に入りの写真の一つで、おそらく今までで一番お気に入りのトレイルの日に撮ったものです。スウェーデン北部のNálluに登り、その日の終わりに、登ったピークを振り返りながら素晴らしいキャンプをしました。」

image ナロ方面を振り返るキャンプ

「私は2016年に日本を訪れ、その魅力に取りつかれました。いつかまた日本でハイキングをしたいと思っています。」

ありがとう、また日本にも遊びに来てください!一緒にハイキングできたらいいな!

Instagram @outdoorsmh
YouTube Matt Holland

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ベンジャミン・ウィルコックさん

二人目はインスタグラムに使っている音楽がかっこよくて(DJspooky!!!)DMを送ったのが始まりだった@wildernesswaysさん。
wildernesswaysさんことベンジャミンさん、自己紹介をお願いします。

「ベンジャミン・ウィルコックです。イングランドの北ヨークシャー、スカーバラの古風で小さな海辺の町の出身です。」

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「長距離ハイキングと、ウルトラライトで得られる自由を楽しんでいます。
自分のInstagramとYouTubeアカウントに、歩いたコースの写真やビデオを投稿しています。」

image イギリスで人気の高いメーカーがちらほら

お気に入りのトレイルをおしえてください。

「お気に入りは、ヨークシャー・ウォルズ・ウェイは79マイルに及ぶナショナル・トレイルで。地元なので何度も歩いたことがあります。
イングランドとウェールズで2番目に認定されたナショナルトレイルで、1969年に正式に開通したんです。
美しいバロン・ノースヨークシャー・ムーアから海岸に合流し、フィリー・ブリッグで終点を迎えるトレイルなんです。」

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調べてみたけどとても素敵な場所ですね!

「そうなんです。そして、ハイキングと同じように、自然の中で自分の時間を写真や動画で記録することを楽しんでいます。」

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あなたにとってウルトラライトとはどういったものですか?

「私がウルトラライトハイキングを実践していることの大きな理由は、好きなカメラセットアップを持ち運べる自由をもたらしてくれるからです。」

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なるほど!

「現在、私はソニーに移行し、A7ivを手に入れました。
アウトドアで過ごす時間をもっと記録するのが待ち遠しい!」

ありがとうございました!
彼のソーシャルメディアでは、冒険の写真や旅行のビデオを見ることができますよ!

Instagram @wildernessways
YouTube Wilderness Ways

あとがき
今回はお二人の方にmosshikes独自に簡単にではありますがインタビューしてみました、お二人ともご協力ありがとうございました!!まだまだ他にも素敵な写真を沢山を頂いたんですがかなり厳選して紹介させてもらいました!
国や地域によって使ってるギアメーカーが違ったりするのも面白いし、ウルトラライトムーブメントも方法や目的は一緒なんだろうけどみんな違ってそれぞれみんないい、一番は「やっぱりみんな地元楽しんでるなー!!」てのがすごく伝わるところかな、行ってみたくなるしね!
お二人ともイギリス在住のハイカーでしたが今後はもっと色々な国のハイカーとゆかりの土地の写真やハイキングスタイル、お気に入りのローカルトレイルを紹介していきたいと思います。

テキスト・写真/吉田亮太郎

プロフィール

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吉田亮太郎(よしだ・りょうたろう) インスタグラムでは「moss_hikes」の名前でULバックパッキングを全力模索中。
半分に切った歯ブラシ、背中の空いた寝袋、中途半端な長さのペラペラなマット。
すべて満たされてはないけれど、私は元気です。

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