Web Magazine for Kyushu Hikers Community
ハイキングスタイルやギアのこと、
ウルトラライトハイキングにまつわる僕のつぶやき
「やはり山の天気は気まぐれだなあ」雷山から井原山への縦走路、福岡の市内からはそんな遠くないのにすごく山奥の山域に来た気がする、ガスが立ち込め視界が狭いからか。熊笹に付いた水分が着ているフリースに染み込むのを感じるのだが、雨が降ってる訳ではないので雨具を着込む程ではない、そういう時は薄手のウインドシェルが役に立つ。パランテのボトムポケットに押し込んだシェルを出し歩きながらフリースの上に羽織った、下半身は短パンにスニーカーだから濡れるに任せよう。
ウインドシェルは人によって使う使わないがあるギアだと思うのだが私は持っていく派。普段通気性の良いフリースを着て行動する事が多い僕は寒くなればウインドシェルを上から羽織りレイヤリングすれば簡易的に保温着になり変わるからだ。
私が愛用するウインドシェルはモンベルのタキオンアノラック、ハーフジップの超軽量タイプ。色々なアウトドアメーカーが様々な軽量ウインドシェルを販売してる中でも僕のお気に入りだ。今回の連載も僕のバックパックの中のお気に入りの必需品達をピックアップしてみた。
まあ単に更新してないだけという説もある僕の変わらないパッキングリストの中でも昔からある地味な部類の超軽量アノラック、モンベルUSAでの取り扱いのせいか少しだけレアアイテムだった記憶がある、ポケット無しの実測49グラム。当時はすごく軽いウインドシェルだったのだけど今はどうだか知らない。破れも無いし無くなりそうで無くならない(行方不明にはしょっちゅうなる)地味ながら愛すべきアイテム。
アメリカのダウンガーメントメーカー「グースフィートギア」、フルオーダー出来るダウンジャケットやダウンパンツ、ダウンブーティなど作ってるガレージブランドなんだけどこちらはDCF。一般的なシルナイロンではなくDCFである事に意味があるのかはさておき何となく楽しそうなので購入してみた。効果は体感よくわからないが寒がりな僕に安心をもう一段上げてくれるアイテム。まあ気持ち軽いからいいか、軽いは正義。実測176g。
今は無き「チタニウムゴート」のケストレルビビィ。チタニウムゴートもその昔シェルターやビビィなど面白いギアを販売していたブランドだ。 僕はフロアレスシェルターを使うので虫や結露対策にビビィを併用するのだけど昔購入したこの野暮ったいシルナイロンでできたビビィが大変気に入っている。夏場での僕のテントの写真には必ずと言っていいほどこのビビィが一緒に写っています。虫対策は夏場では必須だし絶対忘れてはいけないアイテムのひとつです。
僕の中で最新のギア、フラットアースイクイップメントのアルコールストーブ。
このアルストは、今までクッキングシステムでのファイナルアンサーは「トレイルデザインズのカルデラコーンであり12-10ストーブである」という僕の鉄壁な牙城を崩されそうなくらいの衝撃だった。まさかそんなギアを友人が作り出すとは思ってもみなかったですw アルコールストーブのサイズ、燃費、クオリティに言葉を失いました、いや、大はしゃぎしてたw
あとがき
今回もパッキングリストを見返しながら個人的こだわりのギアをピックアップした「僕のEssentials 第二弾」でした。
数年前から代り映えせず使い続けている道具ばかりだけれど最後に紹介したギアは久しぶりに胸アツになりました。昔みたいにインターネットにかじりついて新しいギアを探すことは無くなったけれどドキドキするあの感覚を思い出したからまた色々ポチってみようかな?
テキスト・写真/吉田亮太郎
プロフィール
吉田亮太郎(よしだ・りょうたろう)
インスタグラムでは「moss_hikes」の名前でULバックパッキングを全力模索中。
半分に切った歯ブラシ、背中の空いた寝袋、中途半端な長さのペラペラなマット。
すべて満たされてはないけれど、私は元気です。