One Day

Day 4020250209 / 曇り

琵琶湖 羊蹄山の標高1,000mあたりから真狩村を見下ろす。僕が住むのは村外れなので、画面の左の端っこのほうである。奥に光るのは洞爺湖の水面だ。

真狩村の「村のあゆみ」によると、真狩村が最初に紹介されたのは安政4年、松浦武四郎の「後方羊蹄日記」だという。その時点では、おそらくまだ倭人は住んでおらず、アイヌの人々の集落があったのだろう。記録によるとはじめての入植者は香川県と徳島県からの5戸18名とある。その後も香川県からの入植者が多かったのか、真狩村には先祖が香川県からだという人は多い。実は、僕自身も父親が香川出身なので不思議な縁を感じる。
その後、真狩村は農村として発展し、特産品の百合根にちなんで村のゆるキャラも「ゆり姉さん」である。
富士山をちょうど1/2のサイズにしたような羊蹄山には登山ルートが4本あり、そのひとつが真狩村から登るコースとなっている。冬にバックカントリースキーで登るときも、途中までは夏の登山道とほぼ同じルートでいくことが多い。

地図を広げてもらうとわかりやすいのだが、羊蹄山は北海道の左下の細くなっている部分に位置しているので、日本海からも太平洋からも近いところにある。真狩村はその羊蹄山の南側に位置しているので、太平洋側ということになる。
有名なスキーリゾートであるニセコは反対側の日本海側だ。日本海側なので、本州や九州北部と同じように西高東低の冬型の気圧配置が強まると天候が荒れる。流入する寒波の強弱により、九州地方では雨になったり雪になったりするが、基本的に日本海に面した地域は大雪になることが多い。今年は特に多かったのではないだろうか。

先に触れたが、真狩村は太平洋側に位置するので、ニセコエリアに比べると随分と降雪量は少ないように感じる。北海道だからどこも雪だらけと思われがちだが、そんなことはなく、函館や苫小牧、日高、釧路といった太平洋側の街にはほとんど雪がない日も多いくらいだ。
アイヌの人々が多く住んだのも太平洋沿岸地域で、日本海側にはほとんど住んでいなかったようだ。
そういうわけで、(どういうわけで?)僕は羊蹄山の南側の地域のことを、South Of Yotei、略してSOY(ソイ)と勝手に呼んでいる。
ぜひ、みなさんにもそう呼んでもらいたい。

テキスト・写真/豊嶋秀樹

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