One Day

Day 4720250914 / 雨のち晴れ

夕暮れの羊蹄山 南国のような激しい雨がまだ降り止まないうちに、雲が切れて光がさすと青空へのゲートのような虹がかかっていた

北海道の写真を選ばせてもらったが、これを書いている今は福岡にいる。
夏になると、自宅のあれやこれやで大工作業に明け暮れるというルーティンが始まってから、九州と北海道の2拠点生活のはずが、ほぼほぼ北海道の1拠点生活じゃないかということになってしまっていた。
今年こそは、大工仕事はほどほどに、「夏の間に九州へ!」という大志を抱いていたにもかかわらず、自分の首を絞めることをわかっておきながら、「よし!ここにデッキを作ろう!」となるのはいかがなものでしょうか。さて、どんなデッキを?大きさは?とプランし始めると、中途半端なサイズだともったいないねぇとか、こっち側にも繋がってるといい感じだねぇ、などと妄想しているうちに、それが揺るぎない現実のプランとなってしまうのは、何らかのヘキでしょうか。
そういうわけで、今年も例年と同じく、月曜から土曜まで、朝の8時から夕方5時、10時と3時の休憩と12時の昼休みという、全国共通の現場の時計の針にしたがって作業を行う日々が始まる。寸法を間違えたり、材料が足りなかったりするたびに、FM North Waveから流れる、朝の番組「COTTON SKY」のDJであるわたなべゆうかさんの声に、「ああ、この空も九州に繋がっているんだ」と、勇気を与えられてまた作業に取り組むのである。

テキスト・写真/豊嶋秀樹

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