Web Magazine for Kyushu Hikers Community
ハイカーログ男の脳内とちょっとスピ的なお話。
きままに脱線しつつ、時々お写真について。
こんにちは。
九州でハイキングを楽しんでいるログ男です。
第2回目も読んでいただきありがとうございます。
もし第1回目がまだの方は以下のリンクからぜひどうぞ。
Input・Output | 1.人生の時代分け
前回のお話では、インプットからアウトプットへシフトしていった概要をお伝えいたしました。
今回は、そのプロセスの中で大きな役割を担った「自然との出会い」を含めたお話をいたします。
もう少し詳しく言うと、「自然と遊ぶこととの出会い」ですね。
幼少期にド田舎で過ごした反動で「田舎は嫌いだ」「田舎から出たい」というセルフマインドコントロールを受けて30年以上を過ごしてきましたが、インプットの時代を経て、やはり田舎や自然の魅力や美しさが好きだ!ということが、ある時を境に自分の中からワッと出てきました。不思議なものです。
自然と向き合って、自然に遊んでもらうこと、またその自然に魅了されていると、街で暮らしていた時と比べて、今地球環境が抱えている問題についてアンテナが鋭くなってきた感覚があります。
平日は、普通のサラリーマンとして働いているのですが、大量生産、大量販売に対する、葛藤というか、本意と乖離することも多々…ジレンマを日々抱えています。
少し脱線しますが、このジレンマがとっても不健康に思えた時期があり、転職を考えて、環境保全活動に積極的だったり、自然と遊ぶことの大切さを唱えている複数社へアプローチをしてみたことがあります。
そのうちの1社、その面接で言われたこと、今でもしっかりと胸に刻まれていることがありますので共有します。
言い方含めて端折りますが、
ログ男
「御社で地球環境への配慮を考えたお仕事を積極的にやりたいです!」
面接官
「その活動を、あなたが今努めておられる会社で実現するほうが、地球環境の保全につながると思いますよ。もちろんあなたが入社することで弊社でも活動できますが、我々は既に取り組んでいるので、今のあなたがお勤めの会社がゼロなのであれば、そこであなたが環境を考えた活動を進める方が ”地球にとっては良い” です」
「地球にとって良い」
この面接官の一言、雷に打たれたようなショック。
…いや、確かにそうだな、と。
言葉のインパクトがデカすぎました。
返答のスケール。地球視点。
大変勉強になりました。
大量生産、大量販売で売上あげて、儲けたお金やそのサービスで社会に貢献していく…っていうのも一方で正義だけど、それ以上に大切な、真の意味での「地球への配慮を踏まえる」というか、そういうものを少しでも今の会社に少しでも取り入れてもらえるようにする。
それが、後世に対して胸を張れる仕事の形の一つなのではないのかな、と思えるきっかけになった出来事でした。
こうして、僕の転職活動は幕を落とし、代わりに現会社で出来ること見つけていくことになったのです(今も同じところでこつこつと働いております)笑
いちいちすべての物事に対して地球へのインパクトを考えていると生活できないし、ストレスも溜まる、自分以外の人の行動も気になって仕方ない…そんな窮屈な生き方もしたくないので、こればかりは少しわがままですが、自分勝手に日々の思いつくときだけ地球について考えたり、プチ行動したりしています。
自分一人で出来ることは少ないのかもしれませんが、意識することで変わることや見えるものがあると思っていますし、ジレンマも解消してくと信じています。
自然に対してよい心がけでいる、気にかけていると、ハイキングを楽しませてもらうときに天気も良くしてくれる…なんていうことがあったり無かったり…(笑)
これまで述べた通り、自然と遊ぶことや、ハイキングをすることが好きなので、風邪をひいたり体調を崩すことの無いように健康に気を使うようになりました。
健康体でないと、山歩きはリスクが高いだけでなく最悪死んでしまう可能性もありますし、一緒に歩く仲間たちがいる場合は気を使わせてしまうし、シンプルに体調悪いと楽しめない…そうなると嫌ですよね。
健康に気を付けるようになると、どうやったら健康を維持できるのか、どうすればケガをしにくいのかなど、栄養のことや体の仕組みについても興味が沸いてくるようになりました。原理とか理屈に紐づいて考えられるようにもなってきた気がします。
多分、アウトドア好きな人って、そう思えるようになった人って少なくないのではないでしょうか?
そう考えると人類が「自然」で遊ぶことに興味が出てくれば、健康な人が増えるんじゃないか…そう考えたりします。
だったら、僕がそれを仕事にすることができるのなら、これ以上ない社会貢献になるのではないでしょうか。また、同時に地球への貢献にもつながり、去る日に言われた「地球にとって良い」ということを実現していけるのではないかな、と考えます。
2024.6.22 ログ男
テキスト・写真/ログ男
プロフィール
ログ男
山口県下関市出身の福岡育ち
珈琲と好きなモノに囲まれて山で暮らしたい人。
ある日、会社の同僚の一言により山登りの魅力に取りつかれ、以来毎月1回以上の登山やハイキングを欠かさず今日に至る。
「自然」との出会いが自身の人生観を大きく変えてしまった…。
そんな尊い自然と、毎日一緒に暮らせることを夢見て働くサラリーマン。
さて、Leica片手に今日はどこへ行こうか。
YoutubeやInstagram、Podcastで活動内容を発信中。
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